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日本人が入国する際は空路の場合基本的に3か月、ヨルダンやエジプトから陸路にて入国する場合1か月の観光ビザが自動的に出ますので、事前のビザ申請は必要ありません。
なお、入国時パスポートの残存期間が6か月以上必要ですので、ご注意ください。
【 イスラエル入国ETA(電子渡航認証)開始 】
2025年1月1日より、イスラエル入国に際してETA(電子渡航認証)が義務付けられます。
詳細は下記の通りになります。
◯ 運用期間:2025年1月1日から
◯ 対 象 :以下の条件を満たす場合にETA申請可能
1) イスラエル入国のビザ免除対象国の旅券を持つ方(日本国旅券は該当)
2) 少なくともイスラエル滞在終了時まで有効な旅券を持つ方
3) 滞在目的が観光、商用、乗り継ぎで、イスラエルでの滞在が90日以内である者
◯ 申請方法:有効な旅券と登録可能なEmailアドレスをご用意の上、下記サイトからお手続きください。
apply-for-an-eta-il-1 – ETA-IL (piba.gov.il)
◯ 費 用 :25NIS ※クレジットカード払いのみ
◯ 有効期限:最長2年間、または現在のパスポートの有効期限が切れるまで複数回の入国可能
◯ 注 意 :新しいパスポートを取得した場合、または名前、性別、国籍が変わった場合は、新たに申請する必要があります。
◯ その他 :◎イスラエル国民またはイスラエルのID番号をお持ちの方は、ETA-ILを申請する必要はありません。
◎ビザ取得が必要な方(就労ビザ・学生ビザ・公用外交ビザ)の申請は従来通りです。
確かにイスラエルのスタンプが押されたパスポートでは、イスラエルと国交のない一部のアラブ諸国(シリア、レバノンや湾岸諸国など)には入れませんが、現在イスラエルでは入出国の際、パスポートにスタンプは押されません。
ただし、陸路にてエジプトやヨルダンへ出国(または両国からイスラエルへ入国)される場合、国境通過時にエジプト、もしくはヨルダンのスタンプが押されます。その場合はイスラエルの渡航が分かってしまうので、ご注意ください。予め、別の用紙にスタンプを押してもらうことも可能のようです。
※上記の情報は変わることもありますので、必ず渡航までにご自身で情報をご確認ください。
2023年3月よりエルアル・イスラエル航空の直行便が、成田空港に就航しました。
飛行機の中からイスラエルの雰囲気で旅行することができます。
その他、乗り継ぎがスムーズでなるべく短い時間で行きたい方は、大韓航空やターキッシュエアラインズ、キャセイパシフィック航空、エミレーツ航空などが便利です。
エジプトから入国の場合は、シナイ半島を経由してタバ国境からイスラエルのエイラット市へ。
ヨルダンから入国の場合は、北のヨルダン川国境(イスラエル側ベテシャン市)、中部のアレンビー橋国境(イスラエル側エリコ)、南部のイツハク・ラビン国境(=アカバ国境/イスラエル側エイラット市)の3か所から入国が可能です。
いずれの地点も交通の便が悪く、個人旅行の場合は余裕を持ったスケジュールをお考えください。また曜日により通過できる時間が変わりますので、ご注意ください。
(https://www.touristisrael.com/israel-land-borders/ 英語)
一番心配な部分だと思いますが、通常の旅行中、特に心配するようなことはありません。
他国の旅行者も多く、また日常生活は普通です。ただ西岸地区のアラブ人都市やガザ地区、およびその周辺は避けたほうが良い場所です。
出発前に一度、海外安全情報(https://www.anzen.mofa.go.jp/ )などに目を通しておくことをお奨めします。
なおエルサレムの旧市街は、暗くなってからの一人歩きはお奨めしません。
空港からエルサレム、テルアビブへは列車が便利で早いです(https://www.rail.co.il/en /英語 )。
その他の場所へ移動する際、基本は路線バス利用(http://www.egged.co.il/HomePage.aspx /英語)となります。
(空港のサイト http://www.iaa.gov.il/en-US/airports/BenGurion/Pages/default.aspx /英語)
ただし、いずれも夜間及び安息日(金曜日の夕方から土曜日の日没後まで)は運行していませんので、その場合はタクシーに頼ることになります。エルサレムへ行く場合は乗り合いタクシー(ヘブライ語で“シェルート”)を利用すると安価に済みます。
道路網は発達していますので、左ハンドルに慣れている方はレンタカーも一案だと思いますが、運転マナーが決して良い国とはいえませんので、余りお奨めはいたしておりません。
公用語はヘブライ語とアラビア語ですが、英語がほぼどこでも通じます。
バスやタクシーに乗る場合は、現地通貨のシェケル(表記NIS=New Israel Shekel)をお持ちください。
個人旅行で空港からエルサレムやテルアビブへ行かれる場合は、とりあえず100~200ドル(銀行では日本円も利用可)ほどを両替されると良いでしょう。
空港の銀行は24時間開いています。お土産屋、遺跡近くの売店やキオスクでは、米ドルが直接利用できるところがほとんどです。
なおその場合でも店によってはつり銭が現地通貨になる場合もあります。支払い前にご確認をお奨めいたします。
なおホテル・フロントの支払いでは、米ドルで支払うと付加価値税(18%:2023年3月現在)が免除されます。
イスラエルの方はいたってラフな服装を好みます。ただしユダヤ教、キリスト教、イスラム教などの宗教関連施設に入場する際は注意が必要で、ノースリーブ、ミニスカートやショートパンツなどでは入れない場所もあります。
イスラエルは暑い国というイメージがありますが、エルサレムやゴラン高原などでは雨季(冬)は寒くなり雪が降る場合もあります。
現地に日本人ガイドはいますが、人数が少ないため、ほとんどはグループのガイドとして早くから予定が入っているケースが多いです。
日本人ガイドをご希望の際は、お早めにお問い合わせください。なお、ある程度英語が理解でき、効率よく回りたい場合は、半日から数日の現地発のバスツアーご利用をお奨めいたします。
すでに交通機関のところでも触れたように、金曜日夕方から土曜日の日没後までは公共交通機関がストップします。
また観光施設や普通の商店も金曜日は通常より2~3時間早く閉まります。
またエルサレムでは三宗教が混在している関係で、それぞれの休日(イスラム教は金曜日、ユダヤ教は土曜日、キリスト教は日曜日)に注意が必要です。
セキュリティチェックは、口頭による質問(全体の旅程、泊まったホテル、持ち物などについて)がありますが、そこに至るまでに待たされることが多く、3時間前には空港へ到着しておくことをお奨めします。
それが終わってからチェックインカウンターへ向かうことになります。
(http://www.iaa.gov.il/en-US/airports/bengurion/Pages/Security.aspx /英語)